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ケンカをせずに親の家を片付ける方法

こんにちは!
整理収納アドバイザーの松本です。

あなたが実家に帰る度に家が散らかっていて、
「片付けたら」とつい言ってしまい、両親とケンカをした経験はありませんか?

今回は、そんなあなたのために「ケンカせずに実家を片付ける方法と対策」をお教えします。

この記事を見ることで、ケンカをせずに親の家を片付けられるようになるでしょう!
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@ 自分の家ではない事を認識しよう
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「親の家を片付けたい」そう思ったのはどうしてですか?

家に帰ったらモノが溢れていてイライラする。
自分が家に帰ってくつろげないから。

という理由で「親の家を片付けたい」と考えていても、思いは伝わりません。

まずは、親の家は親の家。自分の家ではないことを認識して下さい。

長年暮らして、自分なりに暮らしやすい生活を考えながら、家を維持してこられたのです。

「これを捨てて、これを置いて、こうしたらいいのに」
と子供に言われても、あまりいい気持ちはしません。

誰でも、自分にとって自分の家は、1番思い入れがあるからです。

 

A 「捨てたら」は禁句
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使わないたくさんのタッパー容器が、キッチンの貴重な棚を占領し、
「そこが空いていれば、床に置いたままの鍋が入ってきれいになるのに…」。

そんな考えから、「使わないなら捨てたら?」とつい言ってしまいます。

『使うのか』『捨てるのか』どちらかに決めろと言っているのと同じで、
「もうほっといて」と、そのまま放置されるのです。

そんなときは、ぶっきらぼうな言葉から優しい言葉に変えてみましょう。

「使わないなら、大切にダンボールに入れて押し入れに入れておこう」

大切に取っておこうと言えば安心します。
捨てるのではないのですから。

 

B 北風と太陽の論理で
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捨てるとは言わずに、「きれいにさせて」で片付けます。

「お母さん、これとこれはどっちがよく使うの?」

そう聞きながら、親にどんなモノがこの家にあるのか見せていきます。

捨てると言わずに、一生懸命使わないモノを苦心して片付けている子どもの姿を見ていれば、

「これはもういらない」
「こっちはよく使う」

と、モノの見直しを一緒にしてくれるようになります。

しばらくして実家に帰ると、自分で片付けて捨てていたというエピソードは多いです。

童話の北風と太陽のように、ぴゅーぴゅーの強い風では、一層かたくなにコートのボタンを閉じてしまいます。

捨てろ、汚いなどと言えば、一層捨てたくなくなります。

 

C もらって帰るのも一つの手です
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「お母さんこれ使わないなら私にちょうだい」
そう言ってもらって帰るのも手です。

「欲しがっている人がいるからもらっていい?」
「バザーで売るから」
「施設に寄付するから」

モノを家の外に出す方便はいくらでもあります。

親がモノを捨てないのは、決してケチだからではありません。

まだ使えるのに捨てるのは「勿体ないな」と思うからです。


実家がどんどんゴミ屋敷になっていませんか?

誰かが使ってくれるなら、両親も安心してモノを手放せます。

『捨てる』という行為を自分がしないで済むため、
「罪悪感の回避」にもなりホッとすることも事実です。

 

D 他人の手を借りる
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高齢者向けの片付けセミナーや講演会はいつも盛況です。

そんな意識を変えるような場所に、両親と一緒に行くのもいいでしょう。

さっぱりときれいに暮らしている、同じ年齢の方のお宅を訪問するのもいい方法です。

じつは、望む・望んでいないに関わらず、片付けなければいけなくなる、下記のようなケースがあります。

介護を受けるようになり、ヘルパーさんが家に来ることになった。

倒れて介護ベッドを入れなければならなくなった。

そんなときは空間を作らないといけないので、モノを減らさなくてはいけません。

1人になった一軒家からマンションに引っ越しする。

老人ホームなど施設に入所する。

など、必ず片付けなければいけなくなります。

ケンカになる場合はアドバイザーなどを介して、間に人を入れて片付けていくのも1つの手段です。

 

E 若い人向けの効果的な言葉はあまり通用しない
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「シンプルな生活は気持ちも楽になる」

「今の自分を生きて、過去の自分に執着しない」

「現在の時間軸で考えよう」

と、あなたが感動した言葉は
残念ながら両親の心はほぼ動かない…と思ったほうが賢明です。

それよりも効果的な言葉を選びましょう。

「古いモノばかりに囲まれていると、いい気が入ってこない」

「使っていないモノは運気を下げる」

「神様は綺麗なところが好き」

「友人の親や自分も、片付けで運気が上がった」

と、片付けたら「得をする、徳がある」ことを強調した方が興味を持ってもらえます。

家を片付けたら、子供に良縁が舞い込み結婚した。

いらないモノを捨てて風通しがよくなったら、体調も改善された。

そんな話の方が興味を持ってもらえます。

 

F 遺品整理で困った事例を話してみる
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親が元気なうちに片付けなければ、亡くなった後に片付けることになります。
それが遺品整理です。

それは誰がやるかと言えば、きっとあなた。

雑誌やネットでも、親の遺品整理で苦労した人の話はたくさん載っています。

そんな話をしてみるのもいいでしょう。

しかし、決して残された家族側の愚痴を言ってはいけません。

あくまでも親自身が困ることや、恥ずかしくなることを話しましょう。

どこに何があるのか分からず、生命保険の請求ができなかった。

相続税を払うのに。預貯金や不動産の権利書を探した。

遺品整理していたら、親の若いころのラブレターが出てきた。

変な通販をたくさん使用していた。

など、このまま放っておくと、子供や他人に見られて恥ずかしいかも…。

そんな感情が出てきたら、「片付けておこうかな」と考え直してもらえるはずです。

 

G 親の家に残した自分のモノから捨てよう
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親の家を片付けるにあたって、実家には子供であるあなたの荷物はありませんか?

自分の荷物を放置しているままで、「片付けたら?」と言うのはおかしいですよね。

まずはあなたのモノから捨てましょう。

そうして空いた部屋に、親が使わずに捨てないままのモノを

「大事に向こうの部屋に置いておこうね」

と言って、移動させることもできます。

 

ま と め
いかがでしたか?
実家の片付けには3つの効果があります。

1つ目は、親が安全に清潔に暮らしやすく生活できること。

2つ目は、子供が親を参考にして、自分自身も今後の人生においてモノの持ち方を考えるきっかけになることです。

3つ目は、いざというときの実家のモノの場所を知ることができるということです。

亡くなった後に、証券、預貯金、生命保険、不動産など、大切なモノのありかが分からずに困ることは珍しくありません。

また、遺品整理をするときに親のモノをすべて残すことは不可能です。

一番気に入っていた写真はどれか。
好きな着物はなんなのか。
思い出のモノがどれなのか。

日頃から、一緒に仲良く片付けていれば、色々なことが聞けるのです。
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