キッチンの片付け、整理収納

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キッチンの片付け・整理収納のコツ

整理収納アドバイザーの松本です。

あなたは、キッチンの片付け方で悩んでいませんか?

キッチンは家の中でも一番モノの種類が多い場所です。

おひさまサービスでも一番時間がかかる場所の一つ。

でも、使いやすい収納になったら、家事の時間が短縮できるのもここ!

今回は使いやすく、さっと出せてさっとしまえる、ストレスのないキッチンになる方法をお教えします。

それでは、いってまいりましょう。
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@ 火のモノと水のモノを分ける
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キッチンをどう使ったらいいのかわからなくなったら基本の収納があります。

キッチンシンクはよく見ると火のモノと水のモノで別れています。

例えばフライパンやお鍋はお料理を傷めたり蒸したり煮たりするときに使います。

使うときにさっと出せるようにそれらは、火を使うのでコンロ下に。

ボールやザルは洗ったり混ぜたりするときに使うので水道の下の棚に収納すると
動線としてもわかりやすくなります。

 

A 良く使うモノを広々と
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だからと言って年に1.2回しか使わないようなタジン鍋をお鍋だからと言ってコンロ下に置くのはいけません。

良く使うモノを余裕がある空間に置いてこそ、すぐに出せてすぐにしまえるのです。

余り使わないフライパンや鍋はコンロの上の使いにくい収納棚に置けばいいのです。

そんな、場所がなければたまにしか使わないモノを置く場所を作りましょう。

我が家はキッチンの隣の和室の押し入れに3段の引き出しがあり、たまに使うキッチン道具はそこに入っています。

「一つ選ぶならこれ」といったモノこそゆったりと休ませてあげてください。

今、スムージーに凝っている人ならジューサーはよく使う所にさっと取り出せるように棚の良い場所を広々開けてください。

冬になりマイブームが去った時には、移動し、次の主役 旬のモノが広々空間を占領します。

 

B すぐにしまうほうが実は楽ちん
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私の友人で食器がすぐに壊れる…と言っている人がいます。

良く聞いてみると、食器は溜まってから洗う、のだそうです。

余りに溜まると、洗おうと思って水道をひねると水が跳ねるので、一度食器を床に置き、少しずつ洗う。
だから、すぐに食器同士が触れて欠けてしまうみたいです。

読んでいるみなさんは既にお気づきでしょうが、

『床に置く』
『流しにまた戻す』

という工程が増えています。

ご飯を食べて食後のコーヒーを沸かす、この間に食器を洗ってしまえばすぐに終わること。

そのまま、拭いて納めれば時間はきっと3分くらいのモノでしょう。

どんなモノも溜めてやれば。大仕事になります。

 

C 調味料はストックと開封済みに分ける
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キッチンはグループに分けて収納する事が比較的簡単な場所です。

例えば調味料は、

『ストック』と
『使いかけ』

で分けます。

粉やマヨネーズ、ルーなどは一度封を開けたら冷蔵庫に入れましょう。

その他は封を開けたモノの引き出しを決めて置くといいでしょう。

ストックと封を開けたモノを混ぜて置くと、まだ在庫があったのかどうかが分からなくなります。
小麦粉の使いかけが3つ4つと出てくるお宅も少なくありません。

ストックをカテゴリーに分けます。

・麺類・ご飯などの主食
・小麦粉、片栗粉などの粉類
・ケチャップ・マヨネーズなどのチューブ
・カレーやシチューのルーの類
・その他缶詰め、レトルト、乾物
などに分けます。

詳しくはE食材の買い置きと冷蔵庫の中に書いています。

封が開いたものが無くなればストックの引き出しから出す。
ストックの引き出しからだしたらお店に買いに行く。
このルーチンを守れば2度買い、無駄買いは防げます。

在庫管理にも役立ちますが、最も良いのは、

「買ってきたときに納める場所が決まっている」事。

これが一番ストレスが無くなるのです。

 

D 手が届かないところは丸ごと出す
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ほとんどの家は高い位置にある棚などは奥が見えなくてカオス化してしまっています。

椅子を使わないと届かないところは大きめのモノを入れ
「見えているものが全て」の状態にしましょう。

また、手を伸ばせば届く位置の高さならかごを入れその中にモノを入れる。

取り出すときはカゴごと出し、必要なモノを出したらカゴごと納める。

一見、面倒なようですが実はラクです。

モノはかごの中で自立していますし、容量も増えます。

奥がもし空間があったとしても椅子に乗らなくても何があるのかわかる状態にしておくことが最も大切です。

 

E 食材の買い置きと冷蔵庫の中
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キッチンにはさまざまな料理の材料、食材があります。

棚や食品庫に入れる時も種類ごとに分けて置けば買った時も使うときもストレスなく使えます。

お客様の中には「種類に分けるのが苦手」な方は多いです。

厳密に何か決まりがあるわけではありませんが、大体決めておけばあっちこっちに食材が散らばる事がなくなり、忘れて賞味期限が切れている、同じものを無駄に買ってしまう、なんてことは無くなります。

大体我が家にあるモノはこんな感じです。
*重いモノ 缶詰め:ミートソース、トマト缶、さば缶
レトルト、ルー:カレー、シチュー
*液体モノ 飲み物:ペットボトル、缶ジュース、ビール(6本)
液体調味料:醤油、油、みりん、料理酒
*箱もの 水、アイスコーヒー、スポーツ飲料、ビール
夏場は水、アイスコーヒー、スポーツ飲料の消費量は多いのでケース買いします。
ビールは6本入りだけ買いすぐに冷蔵庫に入れます。

食品庫やバントレーなど入れるところが1か所にまとまったところがなくても、重いモノ、乾いたモノ、液体モノ、ケースで買うモノくらいでザックリ分けてカウンターの下、食器棚の下、キッチンの隣の押しいれ、などに入れています。

使いまわすコツは
C調味料はストックと開封済みは分ける」、に書いてありますのでそちらを参考に。

週1回の買い物の時はレジかごからマイバックに入れる時にもこの分け方でいれておけばすぐに収納場所に直行できます。

買った時に、入れる場所が決まっているだけでもストレスは減ります。

野菜はどこに置きますか?
夏ならいたみやすいと思えば冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

冬で寒い家ならキッチンに出していても大丈夫でしょうが、マンションなどは冬場でも温かいので冷蔵庫に入れたほうがいいでしょう。

野菜室の中にも使いかけの玉ねぎや人参などがあるはずです。

使いかけの野菜ばかりを、一つの入れ物に入れてまとめるだけでも、野菜室の中は片付きます。

冷蔵庫の中は良くみると棚になっていますので種類別に容器に入れ、種類ごとにまとめれば、賞味期限が切れる事も無く使い切ることが出来ます。

我が家の冷蔵庫はこんな感じで分けています。

・お好み焼きセット
・弁当のおかずセット
・みそセット(白、合わせ、赤だし)
・使いかけル―セット
・常備菜セット(梅干し、昆布、シャケフレーク、つくだ煮)
・パン食セット(チーズ、バター、ジャム)

それぞれの家で「セット」は変わってくるでしょう。
おやつセット、離乳食セットなど各家庭で違っていると思います。

ドアポケットも右側に飲み物系、左は調味料系にしておけば、迷わず使えると思います。

 

F 兼ねて使えるモノは使え
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スタッフの石原さんはスパゲッティ−も中華鍋でゆでます。
サランラップも1種類だけ。

アドバイザーの中には洗い桶を置かず大きなボールを食器洗いの時だけ使用する方、
料理の時、深さのある和食器をボール代わりに使う方もいます。
それは好きな食器をもっと使いたいから、のことでした。

○○用と言ったモノを大量に買っていてはキッチンの容量を超えてしまいます。

便利グッズと言ってリンゴの皮を剥くだけの道具を買っても、アップルパイを毎日作るような人でなければ結局使いません。

ホットサンドは我が家でも人気です。
ホットサンドメーカーで作らなくてもトースターで焼いてもホットサンドは出来ます。

もちろん、ホットサンドにこだわり、周りが全部閉じてあるタイプが好きな方はホットサンドメーカーを使って下さい。

○○用は必要なのか?
キッチンの便利グッズは本当に便利なのか?
自分にとって使用頻度は高いだろうか?

兼用できそうなものがないどうか確認して買っても遅くはありません。

 

G 割高でも最後まで使い切れる方が得
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ビニール袋はどんなものを使っていますか?
私は箱に入っていてティッシュのように一枚ずつ取り出せ、マチ付きのMサイズを使っています。

以前はビニールの袋に入ってS,M,Lと買っていましたが、袋に入っているモノは、すぐに全部出てバラバラになるし使いにくい、結局それらを管理する事につかれ、一番良く使うタイプで箱に入って最後の一枚まで使い切れるモノ1つだけにしたら、ストレスは無くなりました。

割高になっても「使い切る」方が実は得です。

スーパーの袋がキッチンの一番いい場所の引き出しにパンパンになっている人がいます。

サイズもバラバラ、それらを使おうと思えばくしゃくしゃの袋を伸ばし、サイズも揃え、また、小さくたたむという膨大な手間と時間がかかります。

でもスーパーの袋はごみ袋に便利ですよね。
私は100円ショップでLLサイズ35枚入りを買って使っています。

袋をお金を出して?
と思われる方もいるかもしれませんが、使いやすく便利です。

 

H 床下収納は何を入れる?
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今まで数多くのお宅にお伺いし片付け収納させて頂きましたが、床下収納を使いこなしているお宅は見たことがありません。

(「何十年ぶりに開ける、何が入ってるかわからない、開けるのが怖い」と言われる方は多かったです。)

調理器具、タッパー、鍋、掃除道具などたくさん入っています。
食材などを入れている方も多くおられました。

もちろん何年も忘れられていた賞味期限切れのモノです。
使いにくい場所なので頻繁に出し入れする物はむきません。

湿気もあります。
意外にゴミが多く入って来ます。
深さもあり取り出すときも一苦労。
重いモノを入れると外れる事もあります。

では、何を入れるのがいいのか…。

何も入れない方がいいです。

使わないモノを入れますか?
使わないと分かっているモノを取って置くことほど無駄な事はありません。

床下収納は無かった、と思うのが一番いいと思います。

 

I ゴミ箱はどこへ置く
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リフォームをされたお客様に「ゴミ箱はどこに置くのがいいかしら」と良く聞かれます。

4人家族なら家のゴミ置場はおおよそ畳半畳分が必要です。

可燃ごみ・不燃ごみ・リサイクルプラ・ペットボトル・ビン・缶・新聞などの紙類

1人暮らしでも分けておく場所を取ります。

今までその必要が無かった方は、ゴミを分ける必要が無くゴミ置き場に毎日いつでも出しても良い、高級マンションに住んでいた方だけでした。

キッチンの冷蔵庫の横に4つポケットの縦長のゴミ箱を置きますか?

ペットボトルならせいぜい3つ4つ入れればいっぱいです。

どっちみちその場所だけでは到底他の全てのゴミも置けません。

それくらいの場所があれば食器、食材などもっと有効に使えるはず。

今、オススメしているのは家の外に置くことです。
マンションならベランダがいいでしょう。
キッチンに一番近いところがいいでしょう。

我が家には外に昔懐かしい青いポリ容器のゴミ箱が3つあります。

1、可燃ごみ
2、リサイクル、ペットボトル
3、缶、瓶

それぞれゴミを出す日で分けています。
その横に棚があり、新聞雑誌、不燃などを置いています。

ペットボトルや、ビン・缶はゴミが出たときに外の青いゴミ箱に移動。
新聞は今日の新聞が来たら前の日の新聞は外に出しています。

家の中は毎日のゴミは燃えるごみとリサイクルプラのみ簡易的に置き場所があり
一日の家事が終わったら外の大きなゴミ箱に移しています。

寝る時には家の中にゴミは無い状態です。

 

ま と め
いかがでしたか?
キッチンはその家の特徴が良く出る場所です。

ストックの食材がほとんどない家もあれば、常に多くあり1か月買わないでもいいような家もあります。

1人暮らしなのに大きな鍋が沢山出てくるところもあれば、使う鍋とフライパンを厳選してキッチン引き出しがスカスカの家もあります。

コクピットのように炒め物をしながら右の引き出しを開ければさっとフライ返しが出てきて、その下を開ければさっと醤油が出てくる。

まるで、使っている人が飛行機のパイロットのように自由に動ける空間を目指したいですね。

整理収納サービスでも、一番時間がかかるのがキッチンです。
モノの種類が多く、収納場所も沢山あります。

以前おしゃもじが10本以上あるお宅がありました。
炊飯器を買うと必ずおしゃもじが一つ付いてくるので増えるのです。

おしゃもじは壊れるものでもないので、多分減ることもないでしょう。

キッチンの引き出しの使いやすい良い場所に10本のおしゃもじは、もったいないです。
おしゃもじを捨てるよりも、そっちの方がもったいないです。

使う1本を残し残りを捨ててしまっても、きっと後悔しないでしょう。

捨てないで、棚の上の方に残していたとしても、壊れることが無いので
この先も必要になる事はありません。

良いモノをじっくり大切に使う。
そんな、暮らしもいいのではないでしょうか。
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